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ギネス首位の激辛唐辛子「ペッパーX」を騙る粉末唐辛子はすべて偽物につき買ってはいけない ーとんがらし芥川さんによる注意喚起文面付きー

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現在ギネス世界記録唐辛子部門(というべきか)ではあのキャロライナ・リーパーやドラゴンズ・ブレスを抜いて記録更新された「ペッパーX」が、現在では首位として君臨されているという。 ところが、そのペッパーXをめぐる問題が今年に入ってからぼつぼつと起こり始めている。 1 そもそも「ペッパーX」とは ペッパーXはトウガラシ属の唐辛子栽培品種らしく、そのスコヴィル値は318万という驚異の数値を誇るという。すなわち、世界一辛い唐辛子として認定され、開発に10年の歳月が費やされたらしい。ギネス更新されたのが確か昨年度、2023年の10月あたりだった。 ギネス世界記録の公式サイトによるペッパーXについて(英文) フォルムとしてはこのように、オレンジと緑のグラデーションを醸すような色味で、形状はほぼあのリーパーに近い。 ペッパーXは実在するが、その種子の所有権を持っているエド・カリーという方が粉末唐辛子としての一般販売を解禁せず、チリソースの原材料のみに留めているという現状が今もなお続いている。 2 「ペッパーX」種子所有権利者、エド・カリー氏について アメリカ国内において唐辛子の栽培が盛んな地域のひとつであるノースカロライナ州にて"Puckerbutt  pepper company"というチリソースの販売会社を経営。 今より20数年前より唐辛子の品種開発を始め、2010年にHP22Bという名称の、今で言うところのキャロライナリーパーを誕生させた。いわばリーパーをこの世にて開発させた第一人者と言えよう。ギネス申請後に紆余曲折を経て、2013年11月にてその史上初であろうキャロライナ・リーパーが認定され、その後も品種開発に尽力したのちにてペッパーXの開発に成功し、これもギネス世界記録として認定され、現在に至る。 (文献協力:『とんがらし芥川』代表・芥川雅之氏) 3 「ペッパーX」の粉末唐辛子は本来存在しない これにおいてはペッパーX種子所有権利者のカリー氏が、粉末唐辛子の一般販売を解禁するという動きを発動させない限りにおいて、今のところその粉末唐辛子の存在は実在しない。 その種子の所有権を有する方がいついかなる時にどう行使しようと、やはり当人の意思によるものでそれに準ずるしかないし、何よりも個人の意思というものを尊重したい。詳細は不明だが、今